阿部の打球が超常現象を巻き起こしたという話も、以前一世を風靡しました。2012年のこと。横浜DeNA戦で巨人の阿部慎之助捕手が放った打球が、真夏の超常現象を巻き起こしたもの。
高い弧を描いた打球は下降をはじめ、TVを見ていたファンがセンターフライと思った瞬間。
突如、空中をバウンドするような軌道になり、バックスクリーンに飛び込みホームランとなりました。
これが騒ぎを引き起こし、鳥か虫に当たったのではという話になりました。でも鳥であれば映像に映るはず、虫ならあれほどの変化はしないと一蹴。
これを踏まえ、飛行中であった透明のUFO(未確認飛行物体)に当たり跳ね返ったということになります。
さらに東京ドームでは、巨人の打者がフライをを打つと、風が機械操作で送られホームランをアシストするというところまでいきました。
後にこれは映像分析から、カメラのズームによるものということが判明します。
夜の球場は視覚的情報量が少ないので、ズームアップに気づきにくくなっています。そのため打球が曲がっているように見えるのも、ズームが原因でした。
目の前で起こることでも、人間の脳は時として錯覚をしてしまいます。
じっくり冷静になることが大切ですね。
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